こんにちは、SATOKOです。
2月14日はバレンタインデーですね。
ショッピングモールでは、催事でバレンタインチョココーナーを設置するところもあるのではないでしょうか。
バレンタインチョコの陳列方法ってどうしたらいいの?
売り上げをあげたいけど、効果的な方法はある?
などの疑問にお答えします。
私は長年、短期のバレンタインのバイトをしていました。
陳列を任せてもらったことがあり、その時の陳列方法や気を付けたことなどをお話ししたいと思います。
ここではこんな記事を書いています
商品をどこに置くか決める
どの商品をどこに配置するか決定することを棚割と言います。
3つに分けてお話しします。
入口付近には目立つ商品や人気商品を
売り場の入口付近には、目立つ商品や人気の商品を置きます。
なぜなら、通行人の目を引きやすいからです。
そのお店に入る事が目的ではない限り、なんとなく見て通り過ぎる人も多いはずです。
そこでどうやったら入店してもらえるかを考えると、
まずは入口付近にあるチョコに興味を示してもらうこと、だと思います。
カラフルなパッケージの商品や人気の商品を置き、立ち止まってもらう。
その後、店内の雰囲気や商品に興味を示してもらえたら入店にもつながりますからね。
という事で、入口付近には目立つ商品か人気の商品を置きましょう。
入口から少し入った場所には、人気商品かパッケージがかわいいものを
入口からすぐ見える場所には、人気の商品かパッケージのかわいい商品を置きます。
入口で足を止めてくれた方が、少し目線を店内にうつした時にそのような商品があると、店内に足を進めやすくなるからです。
例えば、毎年人気のある定番チョコで美味しい事を知ってる人が多い商品とか、
花柄のかわいいパッケージだったり、カラフルで見るだけでもワクワクするような商品です。
あ、このチョコ美味しいんだよね、とか
これ話題のチョコじゃん、などと知ってる方は店内に入ってきてくれます。
ということから、入口から少し入った場所には、人気商品かかわいいパッケージの商品を置くといいと思います。
一番奥には赤いパッケージなどの目立つ色の商品を
入店してもらったら途中で引き返すのではなく、奥まで見てもらいたいですよね。
そのためには、一番奥には赤などの目立つ色の商品を置くといいです。
目立つ色にはそれだけ人を引き付ける効果があるからです。
赤い商品なんてないよ、という事であれば、目のつきやすいカラフルな商品でもいいです。
それか、ショッピングモールの入口に展示していた商品などでも効果はあります。
その商品を目当てに来店するお客様もいるからです。
ということで、可能であれば一番奥には赤などの目立つ色の商品を置きましょう。
什器にかけるクロスはどんな風にする?

木目むき出しの什器だとちょっと味気ないですよね。
ナチュラル系のお店だったらそれはコンセプトに合っていますが、
そうではない場合、クロスをかけると売り場が華やかになります。
まずテーマカラーを決めます。
色は多色にしない事が肝心です。
あまりいろんな色を入れてしまうと、売り場の雰囲気がゴチャゴチャになってしまうからです。
例えば、バレンタインなので赤を基調として、ちょっと高級感を出したいブースには落ち着いた緑を使用する。
ちょっとポップな商品の場所には小範囲にピンク、など。
3色くらいにとどめておいた方がまとまりは出ます。
そして、赤と緑のクロスに一体感を出すために、
白いオーガンジーのレースをどちらにもかけるなどすると、
違う色を使っていてもリンクできます。
クロスをかけるだけで商品の見栄えを良くしたり、
売り場全体を華やかにして、まとまりを生むことができます。
テーマカラーを決めクロスをかけましょう。
平置き陳列のコツ
平置きの陳列の場合、本来商品の持つイメージ以上に魅力があるように見せる事が重要です。
ただ単調に並べただけではつまらないです。
楽しさも半減し、ワクワク感も損なわれます。
せっかくの楽しい売り場なのだから、最大限に魅力的に見せましょう。
什器の上にもう一回り小さな什器を乗せ、ひな壇になるように設置します。
そこに並べる何種類かの商品のうち、小さめのものは上に乗せた什器に並べます。
下には大きめの商品を並べ、違う種類のものと見分けるために、
商品と商品の間を少し空けるか角度を変えます。
このやり方を基本にして陳列します。
そして、いろんなアレンジを加えていきます。
アレンジ方法として例えば、とても小さな商品はかごに並べてみたり、ハート型の物はわざといろんな向きにして動きを出してみたり。
小さな正方形の物もただ単に整列させるのではなく、あえてずらしてかわいらしさを出してみたり。
中には、何千円もする商品がありますが、それはあまり数を出しすぎないようにします。
そんなに頻繫に売れる物でもないですし、あまり出して積み上げると高級感が失われ、
商品をチープに見せてしまうからです。
そして、傾けても大丈夫な商品以外は縦には陳列しません。
自分で食べる物ならまだしも相手に渡すものですし、
もらった相手も箱を開けたら、雪崩が起きていてグチャグチャだったら悲しいですよね。
それを気にするお客様もいます。
通路側からお客様が見た時のことも考えます。
通路を歩いてきて、売り場に近づいてくる時にも商品の正面が見えるように角度を合わせます。
通路の反対側から歩いてきた時の事も考え、その時もお客様に対して商品が正面を向くように陳列します。
要は、お客様の目線に商品を合わせるということです。
陳列しながら、少し離れて見るのもおすすめです。
売り場から離れて通路側で見ると、気付くこともあります。
やけにゴチャゴチャしていたり、逆に殺風景だったり。
全体のバランスはどうか。
お客様の目線になり、この売り場に入ってみたいかどうかを考えます。
同じように並べて陳列するのは魅力的には見えません。
いろんな陳列方法を駆使し、見応えのある売り場にしましょう。
壁面陳列のコツ
壁面陳列の場合、どの商品をどこに配置するかがカギです。
バレンタイン売り場にはいろんな年齢層のお客様がくるし、
配置場所によって売れ行きが変わってくるからです。
壁面陳列にはお客様がよく目につく場所があります。
いわゆるゴールデンゾーンと呼ばれるものです。
一般的に床から約100㎝~140㎝くらいだと言われています。
これは大人の方の場合です。
私は、その場所には大人の女性が好むような商品を置きました。
そして、子供向けのキャラクター物は子供の目線に合わせて下の方に置きました。
また、什器の一番上の位置は、女性でも手が届いて取りやすい高さに設定します。
以前、一番上にたくさんの商品を積み上げた時がありました。
お客様がやっとで手を伸ばして取ると、ガタガタと商品が落ちてくるし、
そもそも高い所にある商品にはあまり目がいきません。
まして目についたところで、見るからにガタガタ崩れそうな物を手に取ろうとするでしょうか。
私なら取ろうとは思いません。
壁面に陳列する場合、どんな人を対象にした商品かを考え、
その人の目線に合わせた位置に配置するのがいいと思います。
商品の入荷からの詳しい記事をまとめたものがこちらです。
よろしければご覧ください。

売り場にいて気付いたこと

バレンタインのスタッフとして実際売り場に出て気付いた事があります。
その1
商品を陳列して、数日経つのに全く売れない商品がありました。
確かに知らないブランドではありましたし、ちょっと値段が高いなとは思っていました。
よくよく見てみると包装紙でラッピングしてあったため、
中身がどんなチョコなのか全く分からなかったのです。
見本も出てないし写真もない、どんな商品か分からなければ、そりゃ売れるわけがありません。
すぐにどんな商品かわかるように、中身が見える見本を一つ出しました。
その2
入口2カ所に大量のチョコを入れるお客様のため、買い物カゴを置いておきました。
他のスタッフから売り場の中にもカゴを置いたらどうか、という意見があり置いてみました。
店内のお客様を見ていると、売り場内に置いたカゴを使う方がたくさんいたのです。
購入する予定がなくフラッと店内に入って、商品を見て購入しようと思う方も多いんですよね。
そんな時、入口までカゴを取りに行くのはちょっと面倒。
ふっと周りを見てみたらすぐそこにカゴが置いてあった、ってちょっとラッキーって思いません?
私はスーパーで同じ思いをした事があるし、
洋服を買いに行った時、気になった服を自分に合わせてみようと思って、
鏡は…って周りを見た時すぐ近くにあったらこの店わかってるなーって思います。
ほんのちょっとした事ですが、かゆい所に手が届く、みたいな感じがお客様にとっては心地いいのではないかと思います。
その3
中にはメーカー品やブランド品で、ラッピングしないで陳列する商品があります。
イマイチ売れ行きが悪い。
よくよく見ると何だか殺風景で心を惹かれない……。
こういう時には少しアレンジを加えてみます。
例えば、リボンをかけたりシールを貼ってみたり。
それだけで魅力的な商品になるはずです。
これらの事に気付けるのは、売り場でお客様のことを一番近くに見ているスタッフならではです。
よく観察をして、お客様に良い売り場だと感じていただけるようにしていくのが、
結果売り上げにも繋がっていくのではないでしょうか。
バレンタインバイトの詳しい記事も書いています。
よろしければご覧ください。

まとめ
- 商品の配置は入口・入口から少し入った場所・一番奥をまず考える
- クロスはテーマカラーを決め3色くらいまでにするとまとまりがいい
- 平面陳列の場合は、単に積み上げるのではなく動きをつける
- 壁面陳列はどんな人に向けての商品かで商品の場所を決める
以上です。
私が売り場作りをした時の事を書いてみました。
結局は、お客様の立場になって考えてみるのが一番です。
少しでもお役にたてれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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